2024年8月3日〜4日、近畿大学の東大阪キャンパスにて開催された関西フォーカシング研究会によるフォーカシングワークショップに参加してきました。
🟠フォーカシングとは
辛いことでも、楽しいことでも、私たちの体験は言葉にきっちりとハマっていません。まだ言葉になっていないところを丁寧に言葉にしていくと、意味が発生していきます。ココロ・カラダに興味をもって優しく触れていると新しい発見があります~それが フォーカシング です。
🟠出店(でみせ)方式のワークショップ
複数の講師がそれぞれ個性的でバラエティに富んだワークや体験の場を紹介します。参加者はその多彩なワークの中から、自分で行きたいと思うものを選びます。気になるワークがいくつもあって、どれを選ぶか迷いましたが、今回2日間で受けたワークショップはどれも講師の方が丁寧でゆったりとした時間が流れて、リラックスした雰囲気の中でフォーカシングについて学ぶことができました。日常の自分を離れて、ゆっくりとした時間を過ごせました。
🟠 好きなことにフォーカシング(平野智子先生)
「自分の好きだなぁ…にフォーカシングするワークショップ」に参加しました。まず私の好きな事3つ思い浮かんだものを挙げてみました。①カラオケに行ったり、車の中で大声で歌うこと。②愛犬を抱きしめてフワフワの体をなでる。③料理を作って、家族が食べた時に「美味しい!」と言ってくれた時。
どれか一つに絞ることになり、大声で思いっきり歌うことについてフォーカシングすることにしました。
L(聴き手):どんな時に?
F(感じ手):朝、仕事へ向かう車の中で。
L:そのことを思い浮かべるとどんな感じ?
F:今日も頑張ろう‼︎テンションが上がる。
L:歌うとどんな感じ?
F:大きな声でお腹の底から声を思いっきり出す。出しきることで、体の中の色んなものを全て出しきる感じ。
L:声だけでなく他に何が出ている?
F:モヤっとした気持ちなど、普段感じているストレスみたいなものも、全てを出しきって、その後はスッキリして気持ちがいい。
L:今、体はどんな感じ?
F:カラダ全身熱いです。
(まさに今、思いっきり歌っているようなイメージを思い浮かべて喋っているからでしょうか?)
L:普段のあなたとの違う所は?
F:普段は話し声は小さいほうです。だから、普段とは全く違います。
L:初めて気づいたこと、改めて実感したことは?
F:「全て出しきる」という言葉が口から出て来て、自分はそう思っているんだと、だからそれが好きなんだと初めて気づきました。そして、その言葉がピッタリと当てはまって、気持ちがよかったです。
L:それを今後活かすならどんな言葉?
F:「落ち込んだ時は、思いっきり歌う」
このフォーカシングの感覚を思い出せば元気になりそう。その感覚を大切にしようと思いました。
普段は気付いていないだけで日常は好きな事がいっぱいあるような気がしました。そこに自分で気付くことが大切です。このセッションで改めて感じた好きの質感を他の事柄についても楽しみながら確かめてみようと思います。それがパワーの源であったりするようです。
🟠写真でフォーカシング(佐藤浩先生)
携帯電話に保存している写真の中でこの写真は何だか気になる、上手く撮れたわけではないが、お気に入りの一枚などを選びます。そしてその写真を見て伝わる事を2人1組で話をしました。私は前から飼い犬の写真で一枚ずっと気になってるのがあって、それについて話しました。可愛く撮れたわけでもなく、角度や明るさも全然好みとは違うのです。でも愛犬が公園にある一段高くなった所に上がって、自慢げな顔をしてこちらを見ている表情がなんとも言えず人間の子どもみたいな、しかも信頼している人に見せるような安心しきった表情でもあり、すこし微笑んでるようにも見えて、「ほら、見て、いいでしょ‼︎」そんな声が聞こえてくるような。何回も見たくなる一枚です。上の画像はその愛犬の写真です。
ペアを組んだ相手の方の写真もみせてもらいましたが、雨に濡れたみつまたの花の写真でした。みつまたは和紙の原料として聞いた事がありますが、実際に黄色と白色の小さな可愛い花の写真を見たのは初めてでした。花についている雨の雫がきらりと光っていてとても幻想的な一枚でした。
写真はフォーカシングの良い練習材料になるので、これからも散歩に出かけたら、直感を信じて花や雲や月や景色など、ここだと思った所でどんどん撮ってみようと思います。
カウンセリングルーム ムギ
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